母親が国後生まれの私にとって、根室は幼い頃から縁のある土地でした。その見えない縁にみちびかれるようにして、この映画をここ根室の地で撮影することになった気がするのです。
そもそも『TOCHKA』という映画自体が、人と場所との縁、結び付きを描いているのでした。
と同時に、それは同じひとつの場所をなかだちとした、人と人との出会いの物語でもあります。
私もまた、映画をつくってゆくプロセスのなかで、たくさんの根室の方がたと出会わせていただく機会を持ちました。
私にとって大切なそうした方がたとの再会と、いまだお会いしていない方がたとの新たな出会いが、この映画の上映会場で果たされることを願って止みません。
(『TOCHKA』根室・北方四島交流センター完成披露試写会フライヤー)